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2,200円(税込)
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人に教えたいけど教えたくない名店。
あなたにはそんな店がありますか?
私の中では高級なお寿司屋さんでもローカルなラーメン屋さんでも、そんな店があります。
本当に美味しくて居心地が良い、自分のとっておきの隠れ家的な店は、ガイドブックで大々的に取り上げられたりテレビやネット上で注目されたりして流行りすぎて自分が入れなくなってしまうと困ります。でも人に知られなさすぎて潰れてしまったらもっと困ります。ですので、その良さをわかってくれる人や、信頼できる人にだけこっそり教えることにしています。
ニュージーランドワインはそのような隠れ家的名店のような、知る人ぞ知る素晴らしいワインが揃っています。値段は手ごろなものは多くはありません。でもそれだけ精鋭部隊が揃う産地なのです。ですので、大人数のわいわいしたパーティーよりも、大切な人と二人で、あるいは少人数の大切な仲間で、未来のことなどを語りながら楽しむのが似合いますよ。
ニュージーランドワインはここ10年でワイン生産量は約2倍になり、その品質はどんどん向上しています。
それでも世界の生産量の1%にも満たない量ですが、世界のワイン関係者から注目を集めています。ニュージーランドワインの美味しい秘密はどこにあるのでしょうか。

1)涼しい気候で美味しいぶどうが出来る!
ニュージーランドは「オーストラリアのすぐ隣の国」だから「オーストラリアワインと似たようなワイン」ーではありません。その最大の違いは気候にあり、ニュージーランドはオーストラリアに比べてとても涼しいのです。朝晩の寒暖差が大きいのは人間にとってはこたえますが、ブドウにとっては最高!寒いだけではブドウが甘くならないし、暖かすぎると熟しすぎてぼんやりした酸味のない味になるのですが、ニュージーランドではそのバランスがちょうど最高になるのです。2)量より質重視のワイン造り!
ニュージーランドワインはその歴史はまだ浅く、ワイン造りが盛んになったのは1980年代に入ってからです。ヨーロッパやオーストラリアからの移民による生産者が多く、日本人の生産者の方も数名活躍されているように、大手メーカーよりも品質によりこだわる小規模生産者が多くいます。そのような生産者たちが作ったこだわりのワインは、数は多くはありません。それゆえ、供給量も少ないのでスーパーマーケットのお酒売り場に行っても、ニュージーランドのワインを見かけることはまれでしょう。供給量が少なく、値段も手ごろなものが少ないので、専門店でなければなかなか手に入りません。3)研究と革新による品質向上!
涼しい気候がドイツと似ているため"南半球のドイツ"と言われることがありますが、ドイツワインとの最大の違いはその"革新性"にあるでしょう。ニュージーランドワインではヨーロッパのワイン造りの伝統に培われた技術や知識に加え、研究を重ねて革新を行い、その品質の向上を目指してきました。2007年からはワインに関する制度も新しく見直されました。そして現在では、9割ほどがスクリューキャップを採用しています。伝統的なコルクによって数パーセント起こるワインへの汚染を無くすだけでなく、ニュージーワインの生き生きとしたフレッシュな酸味の特徴を生かすには、コルクよりもスクリューがぴったりなのです。亜硫酸無添加ワインやローカロリーワイン、ローアルコールワインなどについても研究されており、その今後に注目が集まっています。
ここで、ニュージーランドの代表的なぶどう品種をご紹介します。ほとんどのワインでラベルに使用品種が明記されているため、お好みの品種が見つけやすいですよ。産地別に同じ品種同士のワインを比べてみるもの楽しいです。
注目品種
ソーヴィニヨン・ブラン/ 白、スパークリング
ニュージーランドのブドウ生産No.1の代表品種です。1980年代に南島にあるマールボロのソーヴィニヨン・ブランのワインがイギリスで評判になり、そこからソーヴィニヨン・ブランの品質の高さが世界に広まりました。ハーブ、柑橘、パッションフルーツのようなすがすがしい香りに、パリッとした澄み渡った味わいが特徴です。また世界でも珍しい、ソーヴィニヨン・ブランを使ったスパークリングワインも見逃せません。ソーヴィニヨン・ブランのワインを飲まずしてニュージーランドワインは語れません。
ピノ・ノワール/赤
ピノ・ノワールは軽やかで伸びやかな、芳醇なワインを生み出す品種で、ブルゴーニュワインに代表されるように憧れの品種です。しかし栽培するにはとても繊細で難しく、最適な気候と土壌、技術と手間が必要なのです。ですので、世界中のどこでも生産できるわけではありません。その繊細なピノ・ノワールを作ることができる選ばれた産地が、冷涼な気候の南島北端のマールボロや南島南端のセントラル・オタゴです。南半球なので、北半球とは逆で南に行くほど涼しくなり、その味わいも繊細になります。
リースリングやゲヴュルツトラミネールなどドイツ系品種/白
ニュージーランドはその涼しい気候がドイツと似ているため、ドイツ系品種のブドウも高品質なものが出来るのです。ドイツのものと比べると、より果実味がしっかりしているのが特徴で、酸味と甘みのバランスの取れた親しみやすい心地よさがありますよ。飲み比べしてみるのも楽しいでしょう。ニュージーランドワインは派手な宣伝を行うわけではないので、知る人ぞ知る素晴らしいワインが多くあります。あなただけのとっておきのワイン、教えたいけど教えたくないワイン、大切な人にだけ教えたいワインを見つけてみてはいかがでしょうか。